親子で映画!

家族で楽しんだ映画の備忘録

王道的実話インスパイア作品を子供に見せたい『ドリーム』

ドリーム』(2016)

 

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 きっかけ:

色々な映画との出会いを見つけてあげたいと思いますが、中でも、王道的なエンタテインメントで楽しみながら、歴史や社会的事実、社会問題などを知ってもらえたらいいなと考えています。『ドリーム』は妻が選んだ作品でしたが、僕も公開した当時に観ており、エンタテインメントとして楽しめると同時に、歴史上の偉人の伝記を読んであげるような感覚でNASAのことや宇宙開発のこと、アメリカの人種差別のことなどを子供と観ることができるな、と思っていたので、この日は夫婦間の全会一致でこの作品を観ることに決まりました。

かんそう:

 『グリーンブック』を観た時と同様に、息子はとても真剣に観入っていました。黒人と白人でトイレが別々にされていることが、本当にあったことなどにわかにカルチャーショックだったようです。

よく考えてみると最後の「スペースシャトル」打上げは2011年、つまり息子が生まれた年に終わってしまっていて「スペースシャトル」自体よく判っていませんでした。私の時代はスペースシャトル打ち上げの度に大きくニュースで取り上げており「NASA」も当たり前のように聞くワードでしたが、うちの子供は初めて触れた「NASA」でした。この映画の時代背景は、アポロ打上げよりも少し前の時代でしたが、「アポロ」はチョコレートの名前の由来として息子も知っているのです。

考えてみればその通りですが、「スペースシャトル」のことがピンとこない息子にこちらがカルチャーショックでした。

 

親子で楽しめる度:★★★★★
難解度:★★★☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:★★☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★☆☆

『ラッシュアワー』NETFLIXで観られるようになっていた

ラッシュアワー 』(1979)

 

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きっかけ:

以前、ジャッキー・チェン映画を一緒に観たいと思って探した際には、NETFLIXで観られなかった本作品。ふと見ると観られるようになっていました。観られるうちに観ておこうと思い、今日は再びジャッキー映画を鑑賞しました。

かんそう:

 オーソドックスなハリウッド刑事アクションとジャッキーのカンフーコメディアクションがとても程よく混ぜ合わさって親子で楽しく観られる作品。

香港の刑事としてアメリカにやってきたジャッキー・チェンと、地元警察のクリス・タッカーとの即席コンビが、アメリカ・香港の言葉や文化のギャップで繰り広げるコメディシーンは子供にもよく分かったようで、大笑いしていました。

 公開当時観たときは、ジャッキーの本格的なハリウッド作品に感慨深い気持ちもありましたが、こうして時を経て親子で(子供の反応を見ながら)観てみると、昔とは全く違った感想を持つことが出来て、とても面白かったです。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★☆☆☆
バイオレンスシーン:★☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★☆

鉄の息子に『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』

銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』(1979)

 

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きっかけ:

子供は電車が大好きです。4才頃までは自動車やトラックの方が大好きで、よく環八の歩道橋から30分以上、道行く車やトラックを眺めていました。またトミカは100台ではきかないほど買いました、トミカ博、モーターショーあちこち行きました(トミカハッピーセットもよく買いました)。

乗り物全般好きでしたが、小学校に入り、乗り物好きを卒業するでもなく、今度は車から電車へ、主な興味の対象を移し鉄道オタクまっしぐらを心配するほど、電車好きになりました。

親としては、あまり鉄ヲタにはなってほしくないなと思った時期を乗り越え、しかし色々なものに興味を持ってもらい、特に好きなものはとことん追求させてあげた方がよいとの考えに至り、乗りたい電車の希望は出来れば叶えてあげ、スタンプラリーに行きたいといえば付き合います。近鉄しまかぜ、スーパービュー踊り子ロマンスカーGSEサンライズ出雲、等々、思えばかなり苦労してチケットを取りに奔走したものです。

さてそんな息子が大好きなテレビ番組が、NHKBSで不定期に放送される「鉄ヲタ選手権」 。毎回特定の鉄道会社(私鉄)をテーマに、中川家とゲストの鉄道好きたちが鉄道を語るバラエティ番組です。ここでテーマソングとして流れるのが(この番組だけでなく、TVで鉄道特集される折には大抵流れる)ゴダイゴの「銀河鉄道999」。

この番組をビデオに録ってよく見ているので、この曲もよく口ずさんでいるのです。この曲が、元々どこで使われていた曲なのか、教えてたくなり選んでみました。

かんそう:

 まず、この映画は鉄道ヲタクにたまらない作品、という内容でもないと思います。少年的冒険活劇として楽しむ作品。また息子が好きな電車というよりは汽車、それも昭和(それも初期の昭和)を思わせるレトロな客車。

ですので、息子も一般人と同じように(?)冒険モノとして話の成り行きを楽しんでいました(少し安心しました)。それでも息子にとって昭和の汽車でも少し心躍るようで、上空途中まで線路の上を走り、途中から空中を飛ぶというこの銀河鉄道なるものを新鮮に楽しんでいました。メーテルのシャワーシーンはどうなんだろうかと思いましたが、ちょっと嬉しそうにこっちを見ました。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★☆☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:★☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★☆

『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』

 映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!!』(2013)

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きっかけ:

子供がセレクトした作品。まず『クレヨンしんちゃん』がみたいと選択。そのうえで、興味を引くタイトルを自分で検索して選択しました。ここで紹介しきれておりませんが、前回観た「ヤキニクロード」に続き「ごはんのテーマ」に引かれたようです。これまで息子が選ぶ番では、「あっぱれ!戦国大合戦」「カンフーボーイズ」「ヤキニクロード」と続けて選んでいます。どれを観ても楽しかったようでお気に入り継続中です。

 

かんそう:

息子は、しんのすけのお馬鹿発言、お下品発言にキャッキャ笑っていました。大人目線で『映画クレヨンしんちゃん』を4タイトル観て判ってきたことは、結構タイトルによって大きく当りはずれがあるということ。これまでに観た3本に比べて、クスクス笑えるポイントが多かったように感じました。また全編通して、幼稚園のお友達たち(カスカベ防衛隊)との冒険でした。こういう内容のときのほうが面白いのかも?もう少し色々見ていくと傾向が見えてきそうです。僕も興味が湧いてきました、大人も飽きずに子供と一緒に見ることが出来ます。

息子は、焼きそばを食べたくなったといい、明日作ってあげることになりました。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:☆☆☆☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★☆

『テルマエ・ロマエ』深く考えず楽しむ

テルマエ・ロマエ 』(2012)

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きっかけ:

妻が「コメディ」が観たい、何も考えずに「眺めていれば楽しめる」ものが観たい、ということでこのタイトルに決定しました。

「映画を観る」というのは能動的に観ることで楽しめる作品も多くあります。こちらからしっかりと「鑑賞し、感じ取りに行かなくては面白さが分からない」作品もとても楽しいのですが、それにはパワーも必要です。たまに、何も考えずに楽しめる作品も観たくなるものです。

 

かんそう:

 「古代ローマ」とか、現代との行ったり来たりとか、子供が楽しめる内容だったか記憶定かでなく、結構説明しながら観る感じかなと思っていましたが杞憂でした。小学生が、全く問題なく笑って楽しめる作品。途中からパターンを読んで「次、露天風呂なんじゃない?」と予想して楽しんでいました。特に、子供にとって「ハダカでドタバタ」するシーンは大ウケ。これまで息子を連れて行ったことの銭湯といえば、スーパー銭湯のような風呂なので、こんど昭和風の銭湯に連れてってやろうと思います。
公開当時、僕は一人で観たと思うのですが、こういう作品は他の人と一緒に見た方が楽しめますね。お笑いシーンを一緒に観た人みんなで分かち合う、映画の王道的楽しみ方の一つを味わうことが出来ました(本当は映画館で味わうことこそ王道と思っていますが)。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★☆☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:★☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★☆

普通なら観なかったであろう『メリーポピンズ リターンズ』

メリーポピンズ リターンズ』(2019)

 

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きっかけ:

1年以上前の話ですが、 普通ならかの作品を子供と映画館へ観に行くことはなかっただろうと思います。観に行った理由は「鑑賞券を頂いたから」。

自分の嗜好ではきっと観なかったであろう作品に出会う、というのもいいものですね。2枚頂いていたので息子と2人で行きました。

やはり、自分から探さなくても、ディズニー映画には出会う機会があるようです。

 

かんそう:

1964年のクラシックといえる名作の続編の位置付けですが、いい意味でそのような名画、名作感、大作感はありません。

敷居低く、子供と気軽に観られるファミリーファンタジー映画になっていて、息子も王道ストーリーとファンタジーの世界を楽しんでいるようでした。

 

どれくらい分かっているのかなと思い、帰ってから、どんなお話しだったか妻に説明させてみました。超嫌がって面倒くさがりながらも、ちゃんと話しの流れを理解、借金を返さないと家を奪われちゃうけど、株券を見つけて助かった(ネタバレ)的な細かい部分も辿々しいながら説明していました。

 

借金とか株券とか分かったの?、と聞くと、人生ゲームに出てくる、と。確かに1年生の誕生日に貰った人生ゲームが大好きで今でもよく家族でやっているのです。

色々なことから吸収しているものです。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★☆☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★☆☆

 

『魔法にかけられて』(ディズニー映画も素晴らしい)

魔法にかけられて』(2007)

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きっかけ:

  ディズニー映画、と一口にいっても色々ありますが、「子供向け映画」とステレオタイプに探すと、ディズニー関連作品ばかりが浮かび上がってきます(検索しても、自分で思い出そうとしても)。

実際、アニメ作品中心に子供にも分かり易いながら、大人も唸る視点で展開されるストーリーや演出の作品が数多くあります。だから、ディズニー作品に罪はないのですが、そればっかり見ることには少し反発心を覚えます。ですから、敢えて非ディズニーで子供に見せたいと思う作品を探します。そう心がけていても、やっぱり見せたい、見たいと思うディズニー作品も出てくるものなので、それくらいの比率で見ればよいかなと思っています。

この「魔法にかけられて」は公開当時観たとき、オールドタイプのディズニーアニメをあえてステレオタイプをなぞりながら、途中から実写で表現する。そしてこの王道スタイルを若干シニカル(?)に表現するようなシーンも垣間見え、懐の深さを感じてとても楽めた作品でした。

今回は妻が「息子に見せたい!」ということで3人で見ることにしました。

かんそう:

以前観たときはあまり意識していませんでしたが、ディズニー作品の中で、この作品は「ディズニープリンセス」のくくりに入るのですね。恐らく女の子の方が、より楽しく観られるのだと思いますが、男の子でも実写の動物たちが、アニメミュージカル風に掃除するシーンなど(特にゴキブリとか、ウエーッとか言いながら)楽しそうに観ていました。

ニューヨークが舞台の作品をこれまでも何度か見ていたので、「あっ、これセントラルパーク?」と他の映画で見覚えのある風景が出てきていたようです。

大人が10年以上ぶりにみて新たに発見したことは、イディナ・メンゼルが出演していたこと。なるほどミュージカル風の作品ですから。思えば当時は『glee』、『アナ雪』以前でしたから気づかなかったわけです。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:☆☆☆☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:★★★☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★☆☆