親子で映画!

家族で楽しんだ映画の備忘録

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』

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 きっかけ:

世の中の例にもれず、小学4年の息子はステイホーム期間中に、NETFLIXでアニメ全編をイッキミしました。午前は学習、午後はアニメ、の生活を1ケ月以上送り、『鬼滅の刃』はもちろんのこと、『テニスの王子様』(全150話!)と『スラムダンク』(全110話くらいのうち90話くらいまで)をほぼイッキミ。

小4の息子にとっての『鬼滅の刃』と『テニプリ』は、僕が小4のときの『北斗の拳』と『キャプテン翼』のような位置づけなのかもしれない、と思いながら、僕も仕事をしながら(笑)息子の後ろでテレビ画面を観ていました。

鬼滅の刃』は僕も一緒に観始めたら夢中になってしまい、これもまた例にもれず続きが知りたくてKindleで原作全部買って、息子も僕も、休校明けには単行本最新刊まではキャッチアップしました。

それからはや4ヶ月、迎えた劇場版公開に際しては、初日2日目に家族3人で映画館へ。(ちなみに妻は、公開1週間前からアニメを全部見てひとまず映画まではキャッチアップ。息子と僕は、妻が見ているアニメを横で観ながら復習)準備万端での公開初日鑑賞でした。

 

 かんそう:

 もう本当に世の中の例に漏れたこと、変わったことを書くことが出来ずもどかしく、筆力のなさに無力感を感じますが、100%世の中の流れに沿う感想。

映画版の内容は原作を読んでいて判っている息子と僕は、判ってても面白い、泣いてしまう。アニメしか見ていない妻は、号泣、もう一度映画館に観に行く、と言っていました。 猗窩座の背景やその後を知っている息子と僕にとっては、杏寿郎への感情移入だけでなく、猗窩座の価値観における「強さへのこだわり」を改めて目の当たりにして、切なさも感じてしまいました(息子でなく僕の感想)。

作品力だけでなく、洋画の公開延期、ステイホーム期間の配信プラットフォーム定着など様々な環境重なっての結果ですが、『タイタニック』や『アナ雪』を超えて『千と千尋』まで超えるかものムーブメントは、本当に凄いの一言です。

 

親子で楽しめる度:★★★★★
難解度:★★☆☆☆
バイオレンスシーン:★★★☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★★

『イエスタデイ』

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 きっかけ:

去年、この映画が公開したとき凄く観に行きたかったのに行けずじまいで、妻は一人で劇場へ観に行って「すごく良かった」の感想は聞いていた作品でした。

妻いわく、子供に見せられないシーンもない、ストーリーも難解ではない、そして僕も観たい、Amazonプライムにも登場した、ということでみんなで観ることにしました。

 

かんそう:

 

子供にとっては、「ビートルズ」が何なのか、という大前提が分からずに見始めたわけですが、「音楽に興味がなくても、誰でも常識として知ってる世界的に有名すぎるくらい有名なロックバンドの名前」について説明しながらの鑑賞でした。

そのことを理解すると、全体的に何が起こっているか判ったようで、楽しむことが出来たようです。そして、エド・シーランの名前を聞いて「あっ、〇〇先生(クラスの担任)が好きって言ってた」と言ってました。給食の時間にエド・シーランの曲かけたりしてるらしいのです(笑)。

これを観たのは数カ月前なのですが、その後普通に生活していても、テレビで「ビートルズ」や「ビートルズの曲」が流れたりして、「ああっ、あの時の映画の…」となります。また子供は習い事のギターでいま「Hey Jude」を弾いてますが、「あの映画のラストシーンで凄く流れてたよね」とちゃんと記憶に残っていて、観せてよかったなと思います。

 ダニー・ボイルは、僕が20代の頃「トレインスポッティング」の人でしたが、いまや小規模でインディペンデントだけどエンターテインメントな作品を作ると、とびきり良い作品が多くて大好きな監督です。

 

親子で楽しめる度:★★★☆☆
難解度:★★★☆☆
バイオレンスシーン:★☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:★☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★☆☆

『ハリーポッターと賢者の石』

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 きっかけ:

コロナ休み中に買ったKindle for Kidsでは、セットで子供向け書籍や漫画が1年間無料で読めるサービスが付帯していました。「ハリーポッター」シリーズもあり読み始めました。息子は読むのが早い。毎度、本当にちゃんと内容判ってるのか?と疑ってしまいますが、書籍だと結構分厚い「ハリポタ」1冊を数日とかからず読み終えていたので、では、映画も観よう!と相成りました。

 

かんそう:

映画を観ながら、「この後、こうなるんだよ」と教えてくれながら(ネタバレ)楽しく観ていました。高速で読み終わっていたけれど、ちゃんと理解していたのだな、と確認できました。僕自身は、公開当時からこの世界にあまり入っていけず、書籍も読んだことないのですが、子供がとても楽しく読めた、観れたというので、ちょっと子供のKindleで原作を読んでみようかと思っています。

せっかくなので、2作目以降も、原作を読んだ後で、映画を観よう!という話しにしています。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★★☆☆
バイオレンスシーン:★☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:★★☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★★

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

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 きっかけ:

久しぶりの更新。備忘録更新溜まってしまい、細かな記憶が薄れつつあります。。前作を自宅で観た後に間髪入れずに劇場公開した新作を観に、コロナ後初めて劇場へ。

 

かんそう:

 今回もまた、前作同様「内容はよく分からないながらに、分かったような気持ちにもなれて、何だかすごく面白かった」様子。よく分からなくても、面白かった!感覚を得られることはあるもの。大人でも、ノーランの映画とかちゃんと分かっていなくても、面白かった!と思える作品がありますし、それと似たようなことなのでしょう。

(多分、結局まだ観ていませんが『テネット』とかもそうなのだろうな、と想像しています。)

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★★☆☆
バイオレンスシーン:★☆☆☆☆
キスシーン:★☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:★★☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★☆

変装したダー子が誰か分からなくなる息子

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』(2019)

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 きっかけ:

公開延期となっていた『コンフィデンスマンJP プリンセス編』公開に先立ち、ドラマ再放送されていたのをたまたま観始めたところ、息子は、内容はあまりよくは判っていないながらに、何となくテンポのよいコメディ雰囲気にのまれて笑って楽しんでいました。色んな部分が分からないようで、こちらは落ち着いて観る間もないくらい説明していましたが、何だか楽しかったようなので、次は映画版を観ることにしました。

僕は劇場公開時に観ていたので、最初から落ち着いて観るのは諦めて、いろいろ説明する気満々で観始めました。

 

かんそう:

 案の定、息子はドラマと同様に映画も「内容はよく分からないながらに、分かったような気持ちにもなれて、何だかすごく面白かった」様子でした。親としては、その様子を見ているほうが映画以上に楽しめました。まず、変装したダー子が誰なのか分からなくなるようで、「これ誰?」「ダー子だよっ」のやり取りが何度かあって、そこからか!のレベルですが、それが可愛い。

そして、騙し騙されは、説明しても分からないかもなと思いながら出来るだけ分かり易く流れを話しながら鑑賞。そもそも大人にとっても、流れに身を任せて探らずに観る方が楽しい作品ですし、本来、観ているうちにわかる部分もあり、あるまじき映画の見方かもしれませんが、これはこれで、バラエティ番組を家族で見ているような、テレビ局映画の楽しみ方のような気もしました。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★★☆☆
バイオレンスシーン:★☆☆☆☆
キスシーン:★☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:★★☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★★☆

「人は人、自分は自分」を感じ取ってくれるかなと思って見せた映画

リトルダンサー』(2000)

 

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 きっかけ:

 公開当時、既にUK映画ブーム(98~99年頃、『ブラス!』、『フルモンティ』など、単館系クオリティピクチャーでありながら高いエンタテインメント性を兼ね備えたイギリス映画の公開ラッシュがありました)は一通り終了した後に公開され、有名俳優も出ない非ハリウッド映画としては珍しく、当時全国的にシネコンでも公開されたヒット作品として記憶に残る作品でした。

親からボクシングを習わされている11歳の少年が、ボクシング教室の横で開かれているバレエ教室に興味をもち、ボクシングでなくこっそりバレエを習い始める。本人は夢中になるが、炭鉱で働く昔気質の父親にバレて教室をやめさせるが。

というオーソドックスなストーリーラインと娯楽性、そして父親との親子愛などハートウォーミングな良い作品の記憶がありました。奇異の目で見る人もいる田舎町で、女の子達の中に混じってバレエを習い、自分が本当に好きなものを見つけ出す作品内容。

息子も何か感じ取るものがあるのではないか、と思って、実はずいぶん前から機会あれば見せたいなと思っていたものの、配信系ではどこにもラインナップされていなかったのですが、このほど、NETFLIXで観られるようになったのでした。

 

かんそう:

 内容が全く分からないことはなかったようで、最後までちゃんと見ることはできましたが、評価はまぁまぁだったみたいでした。思えば、スティーブン・ダルドリー監督のデビュー作。改めて見てみると、大人向けの単館系映画でした。ストーリーはオーソドックスで分かり易いものの、観る者に想像させる演出や、場面展開が唐突だったりと、小学4年生には少し退屈だったかもしれません。

特に「炭鉱のストライキ」や「仲良しの男の子が女装に興味」とか「友達の女の子が話す『親がセックスレス』という会話」など、(こちらも特に説明することはせず)息子も黙って見てましたが、分かったのかどうか。

でも、映画を観る、とはそういうことのような気もします。内容がよく判らなくても、面白かった!と思える作品があるのも事実。何か、本人なりに少しでもこの作品から感じ取ったものがあれば良いです。

少し背伸びして観る映画もアリかなと思います。とはいえ、せめて主人公と同じ小6くらいになってから見せた方がもう少し楽しめたのかもしれません。

 

親子で楽しめる度:★☆☆☆☆
難解度:★★★☆☆
バイオレンスシーン:★☆☆☆☆
キスシーン:★☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:★★☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★☆☆☆☆

大人も泣けると話題となったファミリー映画

『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(2019)

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 きっかけ:

息子と妻、僕が持ち回りで、3人で観たい映画を挙げてそれを見ています。今回は息子の番。ここ数日Kindleで『すみっコぐらし ここがおちつくんです』を読んでいた息子はAmazonでこの作品を見つけ即決。息子はコロナ休校期間中に、幼馴染みの女の子から手紙(元気にしてる?的な)とちょっとしたプレゼントを貰いました。その手紙の便せんが「すみっコぐらし」、プレゼントは"しろくま”の手作りキーホルダー(多分キットになってるやつ)だったのです(結構モテる?)。本人にちゃんとは聞いてませんが、そういうこともあって、「すみっコぐらし」に興味があったのだと想像しています。

かんそう:

 女の子やOL層に人気のキャラクターですが、映画が公開された去年、男子限定上映会が行われたり、大人が見ても泣けると話題になりました。僕は機会あって、数年前に『すみっコぐらし ここがおちつくんです』を読んでいたので、このキャラクター達の引っ込み思案で少し後ろ向きで、脱力感あふれることを知っていて、共感していたので映画を観るのは少し楽しみでした。

難解ではないのですが、難解度に★2つ付けたくなる子供だましではないストーリー展開と、素朴な体裁のキャラクターのギャップが、大人も楽しめると言われた所以なのですね。息子も所々クスッと笑って楽しんでいました。

これで明日は学校で、仲良しの女の子と会話が弾むかもしれません。

 

親子で楽しめる度:★★★★☆
難解度:★★☆☆☆
バイオレンスシーン:☆☆☆☆☆
キスシーン:☆☆☆☆☆
それ以上のお色気シーン:☆☆☆☆☆
(ぼくから見た)息子満足度 ★★★☆☆